百々書き置き場

SNSに書き切れなかったり記録として残しておきたい内容を置いておくところ

レーティング

アジアパターン委員会グランドルール2023年改訂版を確認してみた

以前、ニュージーランドパターン委員会(NZPC)の2023レポート記事でアジアパターン委員会(APC)のルールが変更される旨を書きましたが、先日ニュージーランドサラブレッドレーシング(NZTR)からAPCグランドルール改訂版が公開されました。 前回の記事では…

ニュージーランドパターン委員会レポート2023を読んでみた アジアパターン委員会ルールの厳格化

先日、ニュージーランドパターン委員会*1が2023年版レポートを公開しました。内容を読んだところ、アジアパターン委員会に関するルール変更が記載されているため、今回はその点を中心に書いてみます。 なお、翻訳や英文読み取りに不安があるため、表現上怪し…

競馬の平地競走格付けルール2023年版変更点を調べてみた

昨年、競馬の平地競走におけるG格付けやJpn格付けのルールについて記事を書いてみました。 gachach.hatenablog.com gachach.hatenablog.com 今回は2023年も残り4ヶ月を切りましたが、今年度版を前回からの変更点を中心に紹介します。 ※今回紹介する記事は202…

POGザ・ワールド2023応募馬と解説

今年もグリーンチャンネルの番組「Go Racing!~世界の競馬~」内の企画の1つ、POGザ・ワールド2023の締め切り4月20日(日)20時30分まで残りわずかとなりました。募集締め切りまでは下記「Go Racing!2023」の番組ホームページから応募することが可能です。 w…

2022年度JPNサラブレッドランキング・レース別レーティング修正一覧

先月に2022年度ロンジンワールドベストレースホースランキングとJPNサラブレッドランキングが発表されました。トップはフライトラインのレーティング140、続いてバーイードが135と歴史に残る評価を受けた馬が2頭も誕生しました。そして3位タイにオーストラリ…

2022年度JPNサラブレッドランキング想定

年も明け、いよいよ国際競馬統括機関連盟(IFHA)からロンジンワールドベストレースホースランキング(LWBRR)の発表が近づいてきました。今年はここ近年と比べて発表時期が1週間程度早く、1月17日(火曜日)に発表予定です。 Tuesday will mark the 10th ti…

2022年版ニュージーランドパターン委員会レポートの概要を読んでみた

ニュージーランド競馬のグループ格付け団体としてニュージーランドパターン委員会(NEW ZEALAND PATTERN COMMITTEE、略称:NZPC)が存在します。日本で言えば日本グレード格付管理委員会に相当する機関になります。今回は毎年9月中旬~下旬に発行されるレポ…

ダートグレード競走と国際格付けの取得

先日、地方競馬全国協会(NAR)や日本中央競馬界(JRA)などから発表された「全日本的なダート競走の体系整備」は6月の「3歳ダート三冠競走を中心とした2・3歳馬競走の体系整備」に続き、日本競馬界のダート競走にとって大きな改革になりますね。 www.keiba.…

ダートグレード競走Jpn格付けのルールブックを読んでみた

※この記事は2022年時点の内容です。2023年版変更点は下記記事をご覧ください。 gachach.hatenablog.com 以前、競馬の格付けルールについて何回か紹介・説明をしてきました。今回は地方競馬を中心に施行されているダートグレード競走のJpn格付けルールブック…

2022BCクラシックとフライトラインのレーティングの仕組み

先日ロンジンワールドベストレースホースランキング(LWBRR)が発表され、フライトラインがレーティング139をキープしています。ランキングの詳細はJRA公式サイトなどをご覧ください。 www.jra.go.jp BCクラシックも2着オリンピアードに8.1/4馬身差と圧勝で…

欧州パターン委員会の格付けルールを読んでみた

※この記事は2022年時点の内容です。最新版を知りたい方はBHA公式サイト等でご確認下さい。 以前アジアパターン委員会(APC)の格付けルールにあたるAsian Pattern Committee Ground Rulesを読んでみました。 gachach.hatenablog.com 今回は欧州版に該当するE…

フライトラインとバーイードがレーティング140を出す方法

先日ロンジンワールドベストレースホースランキング(LWBRR)が発表され、フライトラインが139、バーイードが135を獲得しました。暫定値ですが、2頭ともランキングが開始された1977年以降*1以来トップ10に入る快挙です。また、フライトラインは1995年にアメ…

東京大賞典はどのようにしてG1昇格したのか

先日の帝王賞ではメイショウハリオが優勝、2着から4着まではプレレーティング115以上の馬が入線し、レーティング上はG1昇格の目途が立ちそうですね。 あとは大井競馬が申請を行い、日本グレード格付管理委員会とアジアパターン委員会の承認を得られればG1格…

帝王賞がG1昇格するために必要な条件

2回に分けてアジアパターン委員会、日本グレード格付管理委員会のルールをそれぞれ紹介してきました。これらのルール上、帝王賞がG1昇格するためにはどのような条件が必要か、また何が難条件なのか見ていきましょう。 日本グレード格付委員会のルール 昇格申…

日本グレード格付管理要綱を読んでみた

※この記事は2022年前半時点の内容です。最新版を知りたい方はGate J.等でご確認下さい。 ※2023年版変更点は下記記事をご覧ください。 gachach.hatenablog.com 前回はアジアパターン委員会のグランドルールの内容を説明してきました。 gachach.hatenablog.com…

アジアパターン委員会の格付けルール2019年改正版を読んでみた

※この記事は2022年前半時点の内容です。2023年10月改定時の変更内容は下記記事をご覧ください。 gachach.hatenablog.com 先日NARやJRAなどから発表された3歳ダート路線改革は突然の発表に驚かれた方も多いと思います。また、帝王賞の開催も近づき、今年もG1…