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POGザ・ワールド2023応募馬と解説

今年もグリーンチャンネルの番組「Go Racing!~世界の競馬~」内の企画の1つ、POGザ・ワールド2023の締め切り4月20日(日)20時30分まで残りわずかとなりました。募集締め切りまでは下記「Go Racing!2023」の番組ホームページから応募することが可能です。

www.greenchannel.jp

 

また昨年2022年度の参加結果・個人成績等は前回記事をご覧ください。

gachach.hatenablog.com

 

今回は実際に応募した馬を中心に選択した経緯等を解説していきます。既に応募した方は自身の応募馬との違いの比較に、まだ応募を悩んでいる方には応募の参考になればと思います。

 

POGザ・ワールドとは

簡単に説明すると次のルールになります。

  • 応募時に10頭の競走馬を選択する
  • 選択した馬のうちポイントが高い8頭の合計点で順位を競う
  • ポイントは翌年1月に発表される世界ランキング(ワールド・ベスト・レースホース・ランキング)のレーティングを使用する
  • 3歳馬はレーティング+5ポイントのボーナスがある
  • 参加者の合計点が同点の場合、応募が早い順で順位が付けられる
  • 成績上位者には豪華賞品がプレゼントされる

※詳細は番組ホームページをご確認下さい。

 

そのため、次のような人が向いていると思います。

  • 海外競馬の平地に詳しい方
  • レーティングに興味がある方

 

また、番組内では世界ランキング上位馬の指名者数や参加者の中間順位発表があります。番組はBSグリーンチャンネル(BS234ch)で初回放送は無料なのでBS視聴環境があれば見ることはできます。他にグリーンチャンネルWebでも会員登録を行うと同じく初回のLive配信は無料で見ることが可能です*1。早ければ次回の4月28日(金)放送でランキングが発表されるかもしれません。

 

競走馬の選び方

まずレーティングが高くなりそうな馬を10頭選ぶところからですが、基本的な考え方は次のようになります。

  • 古馬より3歳馬を多く選ぶ
  • 距離は1600~2400mのいずれかで活躍する馬を選ぶ
  • 性別は牡馬・せん馬を基本とし、牝馬は混合戦で戦えそうな馬のみ選ぶ
  • 芝は欧州馬、ダートはアメリカ馬を優先する
  • レーティングの目安は古馬125以上、3歳馬120以上とする

 

もう少し具体的なところに踏み込み、次の内容も追加します。

 

考え方自体は昨年とあまり変わりありません。

 

選択馬

今回選択した馬は次の10頭です。

  1. ゴールデンシックスティ(Golden Sixty)
  2. イクイノックス(Equinox)
  3. オーギュストロダン(Auguste Rodin)
  4. シャルディーン(Chaldean)
  5. ミリタリーオーダー(Military Order)
  6. ヴィクトリアロード(Victoria Road)
  7. ブルーローズセン(Blue Rose Cen)
  8. フォーテ(Forte)
  9. エンジェルオブエンパイア(Angel of Empire)
  10. ソールオリエンス(Sol Oriens)

※馬名をクリックするとJRA-VAN Ver.Worldの該当馬ページを開きます。ただし、ミリタリーオーダーとソールオリエンスは存在しないため、それぞれRacingPostとJRAの該当馬ページになります。

オーギュストロダン以下8頭は3歳馬とボーナスポイント重視の選択にしました。ではカテゴリー別に解説していきましょう。

 

古馬

まずはゴールデンシックスティとイクイノックスの2頭になります。2頭とも今年既にレーティングを獲得しており、ゴールデンシックスティは125、イクイノックスは129を得ています。

イクイノックスについては例年だとトップ8位以内に入るポイントのため、ポイントを稼ぐなら絶対に入れるべきでしょう。

ゴールデンシックスティは125とこの時点で及第点はクリアしています。ただし、香港のみでこれ以上レーティングが上がるのかと言われると微妙な位置なので、他の馬がポイントを稼げなかったときの保険的な役割に近いと個人的には思います。

 

3歳欧州馬

基本的にそれぞれの路線で人気上位の馬を選択しました。

  • 2000ギニー路線:オーギュストロダン、シャルディーン、ヴィクトリアロード
  • ダービー路線:オーギュストロダン、ミリタリーオーダー
  • フランス牝馬路線:ブルーローズセン

このうち今年現時点で既に走っているのはシャルディーン、ブルーローズセン、ミリタリーオーダーの3頭です。シャルディーンは今年初戦グリーナムSへ出走しましたがスタート後落馬のアクシデントがありました。

ただ、馬はこの後ゴールまで走り、能力自体は問題が無さそうに見えたため選択肢に含めました。無事なら今年活躍してくれると思います。

 

ブルーローズセンは今年初戦グロット賞を逃げ切り、少なくともフランス牝馬路線では抜けた存在だと感じました。夏~秋に古馬G1路線まで進めればベストですが、まずは仏1000ギニーで見てみましょう。

 

ミリタリーオーダーはアダイヤーの全弟、現在英ダービーでも人気上位で今年初戦を快勝しました。おそらく他の参加者の指名も少ないと思うので、ポイントの差を付けるならこの馬になるでしょう。

 

オーギュストロダンとヴィクトリアロードは今年初戦が英仏2000ギニーの予定ですが、前評判どおりの活躍を期待したいですね。

 

3歳アメリカ馬

3歳アメリカダート路線からはフォーテとエンジェルオブエンパイアの2頭を選択しました。フォーテはBCジュベナイルを勝ち2歳チャンピオン、今年既に2勝を上げ、ケンタッキーダービーに向けて視界良好と言っていいでしょう。

 

エンジェルオブエンパイアも今年初戦リステッドは2着と敗れましたが、そこから2連勝、前走のアーカンソーダービーでは4馬身半差の圧勝でした。

いずれも前哨戦は2着以下に力の違いを見せ、パフォーマンスも十分です。

 

3歳日本馬

最後に日本馬ですが、皐月賞馬ソールオリエンスを選びました。直線を向いたときに後方17番手からの差し切りは中山では滅多に見ないものでしょう。既にJRAの発表でレーティング120を獲得、ポイント換算で125ポイントと十分にあるため、今後更に伸ばすことを期待しています。

 

選択しなかった馬

今回選択肢として考えたものの選ばなかった馬は次のとおりです。

  • タヒーラ(Tahiyra)
  • シルバーノット(Silver Knott)
  • エピクテトス(Epictetus)
  • デザートクラウン(Desert Crown)
  • ラクティカルムーブ(Practical Move)
  • デルマソトガケ(Derma Sotogake)
  • リバティアイランド(Liberty Island)

 

おわりに

ワールドベストレースホースランキングは11月まで第2木曜日に発表されます。また、ランキング掲載馬は概ね120~121以上となり、年始の発表では修正される場合もあります。そのため、最後まで順位が入れ替わる可能性もあるでしょう。

来年1月の世界ランキング発表と番組内での順位発表まで先は長いので、世界の大レースを楽しんでいきましょう。

 

*1:ただし、見逃し配信を見る場合は有料になります