競馬
今回はJRA賞馬事文化賞に関わるルールを読んでみましょう。使用する文書は今回も「日本中央競馬会JRA賞表彰規則」と「日本中央競馬会JRA賞表彰実施細則」になります。 またJRA賞競走馬部門については以前に書いてみました。気になる方は下記記事を事前に読む…
毎年恒例となったJRA顕彰馬選定記者投票の結果発表が近づいてきました。昨年はアーモンドアイが顕彰馬に選定、コントレイルは落選となりました。今年はどのようになるか展望してみましょう。 記者投票の期間と発表日想定 主な新規投票対象馬 【参考】2025年…
JRA競馬博物館では2024年4月から顕彰馬アーモンドアイ号の常設展示が始まりました。また、2024年の顕彰馬選定投票は4月下旬~5月上旬頃に開始され、現在記者投票の期間中だと思われます。 2023年顕彰馬記者投票ではアーモンドアイ号が選定されました。今回は…
今年も残すところあとわずかとなりました。年明けに発表されるJRA賞の話題も少しずつ増える時期となりました。特に競走馬部門は注目する人も多いと思います。 そこで今回はJRA賞のルールブックに該当する「日本中央競馬会JRA賞表彰規則」と「日本中央競馬会J…
以前、ニュージーランドパターン委員会(NZPC)の2023レポート記事でアジアパターン委員会(APC)のルールが変更される旨を書きましたが、先日ニュージーランドサラブレッドレーシング(NZTR)からAPCグランドルール改訂版が公開されました。 前回の記事では…
2023年2歳世代から「全日本的なダート競走の体系整備」が始まる影響でダートグレード競走を始め、地方競馬各主催者の競馬番組体系も大きく変わっています。最初の発表は2022年6月「3歳ダート三冠競走を中心とした2・3歳馬競走の体系整備について」ですが、一…
先日、ニュージーランドパターン委員会*1が2023年版レポートを公開しました。内容を読んだところ、アジアパターン委員会に関するルール変更が記載されているため、今回はその点を中心に書いてみます。 なお、翻訳や英文読み取りに不安があるため、表現上怪し…
昨年、競馬の平地競走におけるG格付けやJpn格付けのルールについて記事を書いてみました。 gachach.hatenablog.com gachach.hatenablog.com 今回は2023年も残り4ヶ月を切りましたが、今年度版を前回からの変更点を中心に紹介します。 ※今回紹介する記事は202…
毎年恒例となったJRA顕彰馬選定記者投票の結果発表が近づいてきました。昨年はアーモンドアイがまさかの落選となりましたが、今年はどのようなことが状況なのか展望してみましょう。 記者投票の期間と発表日想定 主な新規投票対象馬 【参考】2024年度投票か…
今年もグリーンチャンネルの番組「Go Racing!~世界の競馬~」内の企画の1つ、POGザ・ワールド2023の締め切り4月20日(日)20時30分まで残りわずかとなりました。募集締め切りまでは下記「Go Racing!2023」の番組ホームページから応募することが可能です。 w…
昨年グリーンチャンネルの番組「Go Racing!~世界の競馬~」内の企画の1つ、POGザ・ワールド2022へ参加しました。先月結果が発表され結果は2位でした。そこで今回は競走馬の選択方法などを回顧として振り返っていきます。 POGザワールド2022ルール 競走馬を…
先月に2022年度ロンジンワールドベストレースホースランキングとJPNサラブレッドランキングが発表されました。トップはフライトラインのレーティング140、続いてバーイードが135と歴史に残る評価を受けた馬が2頭も誕生しました。そして3位タイにオーストラリ…
年も明け、いよいよ国際競馬統括機関連盟(IFHA)からロンジンワールドベストレースホースランキング(LWBRR)の発表が近づいてきました。今年はここ近年と比べて発表時期が1週間程度早く、1月17日(火曜日)に発表予定です。 Tuesday will mark the 10th ti…
ニュージーランド競馬のグループ格付け団体としてニュージーランドパターン委員会(NEW ZEALAND PATTERN COMMITTEE、略称:NZPC)が存在します。日本で言えば日本グレード格付管理委員会に相当する機関になります。今回は毎年9月中旬~下旬に発行されるレポ…
2023年も中央競馬では金杯が無事開催が終わり、そろそろ発表があるJRA賞競走馬部門でどの馬が受賞するのか気になる時期ですね。 そこで今年度はどのような状況なのか過去の記者投票の傾向から踏まえた展望と予想をしてみましょう。 JRA賞競走馬部門の発表時…
先日、地方競馬全国協会(NAR)や日本中央競馬界(JRA)などから発表された「全日本的なダート競走の体系整備」は6月の「3歳ダート三冠競走を中心とした2・3歳馬競走の体系整備」に続き、日本競馬界のダート競走にとって大きな改革になりますね。 www.keiba.…
※この記事は2022年時点の内容です。2023年版変更点は下記記事をご覧ください。 gachach.hatenablog.com 以前、競馬の格付けルールについて何回か紹介・説明をしてきました。今回は地方競馬を中心に施行されているダートグレード競走のJpn格付けルールブック…
先日ロンジンワールドベストレースホースランキング(LWBRR)が発表され、フライトラインがレーティング139をキープしています。ランキングの詳細はJRA公式サイトなどをご覧ください。 www.jra.go.jp BCクラシックも2着オリンピアードに8.1/4馬身差と圧勝で…
※この記事は2022年時点の内容です。最新版を知りたい方はBHA公式サイト等でご確認下さい。 以前アジアパターン委員会(APC)の格付けルールにあたるAsian Pattern Committee Ground Rulesを読んでみました。 gachach.hatenablog.com 今回は欧州版に該当するE…
先日ロンジンワールドベストレースホースランキング(LWBRR)が発表され、フライトラインが139、バーイードが135を獲得しました。暫定値ですが、2頭ともランキングが開始された1977年以降*1以来トップ10に入る快挙です。また、フライトラインは1995年にアメ…
アーモンドアイ号をはじめとした名馬が落選した2022年顕彰馬選定記者投票。実際にどのような投票パターンで投票が行われたのか、それに関わる統計データがどのようになっているのか確認してみましょう。 使用する資料 投票頭数別記者の人数 競走馬別票割れ発…
先日の帝王賞ではメイショウハリオが優勝、2着から4着まではプレレーティング115以上の馬が入線し、レーティング上はG1昇格の目途が立ちそうですね。 あとは大井競馬が申請を行い、日本グレード格付管理委員会とアジアパターン委員会の承認を得られればG1格…
2回に分けてアジアパターン委員会、日本グレード格付管理委員会のルールをそれぞれ紹介してきました。これらのルール上、帝王賞がG1昇格するためにはどのような条件が必要か、また何が難条件なのか見ていきましょう。 日本グレード格付委員会のルール 昇格申…
※この記事は2022年前半時点の内容です。最新版を知りたい方はGate J.等でご確認下さい。 ※2023年版変更点は下記記事をご覧ください。 gachach.hatenablog.com 前回はアジアパターン委員会のグランドルールの内容を説明してきました。 gachach.hatenablog.com…
※この記事は2022年前半時点の内容です。2023年10月改定時の変更内容は下記記事をご覧ください。 gachach.hatenablog.com 先日NARやJRAなどから発表された3歳ダート路線改革は突然の発表に驚かれた方も多いと思います。また、帝王賞の開催も近づき、今年もG1…
JRA顕彰馬にも選定ルールが設けられています。ですが実際どのようなルールになっているのか目にした人は少ないと思います。そこで顕彰馬選定のルールブックとも言える日本中央競馬会顕彰規則、顕彰規則細則を見ていきましょう。 日本中央競馬会顕彰規則 目的…
前回1人4票制になった2014年以降の票割れ検証をしました。そこで今回は1人2票制だった2013年以前も確認していきます。 gachach.hatenablog.com 支持・不支持の考え方は前回の記事を参照してください。 馬別票割れ発生一覧 項目の説明 テイエムオペラオー タ…
顕彰馬選定投票のために投票する記者向け参考資料が存在することは以前の記事で紹介しました。 gachach.hatenablog.com 以前の記事ではルールと仕組みの紹介のため詳しい部分は省略しましたが、実際はどのような資料が配布されるのか見ていきましょう。 ※以…
該当馬なし・・・、2014年まで顕彰馬記者投票得票数の一覧の下に掲載されていた言葉です。日本中央競馬会顕彰規則第3条第3項にはこう書かれています。 3 記者投票は、別に細則で定める投票用紙に、4頭いないの馬名を記載して行うものとする。ただし、顕彰馬…
まずは2022年の顕彰馬選定記者投票結果が発表されましたが、アーモンドアイやキングカメハメハを始め選定馬なしととても残念な結果に終わりました。来年はコントレイルやグランアレグリアが新規投票対象となる中、規則や細則も含めてどのように変化するか注…